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23.12.08

木村と吉田のコレいいね!Vol.2

料理が楽しくなるオールステンレス包丁GLOBAL
その使いやすさと、「文化包丁」の魅力

調理道具オタクとして212K社内でも評判のバイヤー・木村由樹が、「いま全力でオススメしたい」キッチンツールを212Kウェブの編集者・吉田直子にプレゼンするという新企画。
第2回は料理が楽しくなる、オールステンレス包丁「GLOBAL(グローバル)」をピックアップ。
三徳包丁が主流の中、木村がオススメするのは昭和が誇る“文化包丁”。実はとても優秀で、あまり知られていないその実力は“引き切り”にあるそう。そんなGLOBALの包丁の魅力について、バイヤー木村がエディター吉田にとことん語った『木村と吉田のこれいいね!』GLOBAL編をどうぞ!

木村

まずGLOBALが日本のメーカーだというのはご存知ですか?

吉田

はい! 最初聞いた時はびっくりしました。オールステンレスですし、デザインからしても外国のものだとばかり。

木村

そうですよね、新潟県燕市のメーカーで、海外のシェフたちの間で人気が出て、日本で認知され始めたっていう経緯があるんです。

吉田

それは知らなかった!
逆輸入みたいな感じですね。

木村

僕が初めてGLOBALを買ったのは18年前なんですが、その頃に比べて今すごく種類が増えてるんです。ペティナイフも牛刀も、とても使いやすくて優秀なのですが、数あるGLOBAL製品の中で僕が特におすすめしたい包丁があって。今では家庭用としてオールマイティーな三徳包丁が主流ですが、GLOBALの誕生当時は文化包丁という包丁が主流だったんです。この文化包丁を熱くご紹介したいなと!

吉田

詳しく教えてください!

木村

文化包丁は、牛刀という西洋の万能包丁と、三徳という日本の万能包丁の機能を合わせたような包丁です。細長い形の牛刀包丁はスライスがしやすく、ブロック肉や刺し身のサクを切るような“引き切り”が得意であることが特徴で、それに三徳包丁のオールマイティさを合わせた“いいとこどり”をしたような包丁が文化なんですよ。

吉田

三徳だと、肉や刺し身を切り分ける時にちょっと「スムーズじゃない」と感じていました。刺し身には柳刃を使っていましたが、引き切りに向いている文化があれば鬼に金棒ですね。

左が三徳包丁、右が文化包丁。
木村

この文化包丁の刃には三徳よりカーブがかかっているので引き切りがしやすく、すごくキレイに切れます。

吉田

確かに、三徳はあまりカーブがかかってなくてまっ直ぐですね。このカーブが肝なんですね!

木村

加えてこのグリップにも使いやすさの特徴があって。GLOBAL全般に言えることなんですが、グリップが細く作られていて、女性の方も持ちやすいのが特徴です。野菜の皮を剥く時みたいに包丁を短く持つ時にも取り回しがしやすい。包丁の“色々な持ち方”にも対応できるのがGLOBALなんです!

吉田

ほんとだ!細くて持ちやすい。これは料理中のストレスも軽減されますね。

木村

それと重さに関しても考えられていて、切る時のバランスを考慮して刀の重さを調整しています。その分、全体として少し重く感じてしまうんですけど、手に持った時の握りやすさは良いです。今日はキュウリとトマトをぜひ、おすすめの文化で切ってみてください。

吉田

引き切りしてみますね。すーっと刃が入る感じで断面がキレイ。気持ちいい!

木村

気持ちいですよねー。ちゃんと刃先まで使えて、長いキュウリも縦に一回で切れちゃいます。

吉田

背の部分のカーブの意味がわかりました。手先がブレずに切れて最高です!

木村

いつも三徳を使っている方は、文化に慣れるまでに少しかかりますが、使い慣れると戻れなくなります。

吉田

わかる気がします!

木村

あと、この包丁の背のカーブがあることで上から手を置いて切る際に力が入り易くて、大きな食材も切りやすいんです。

吉田

私も20年近くGLOBALの三徳とペティナイフを使ってきましたが、今回は新発見ばかりでした。そして、次の一本は文化包丁だと心に決めました!

木村

文化包丁は切る楽しさがすごく感じられる包丁だと思います。
野菜はもちろん、肉や魚がよく切れるので、いつもの料理がより楽しくなりますね!

吉田

切れ味が悪くなった時の研ぎ方についても教えてください。

木村

GLOBALって刃の形が“ハマグリ型”というもので、普通のシャープナーだと上手く研げず、オススメはしてません。本来の良さを出して、使い続けてもらうために“GLOBAL専用のシャープナー”で研いでもらいたいですね。もしシャープナーでも切れ味が戻りづらくなった場合は、メーカーで研ぎ直してくれるので(有料)長く愛用していけるところも、本当におすすめです。

吉田

専用のシャープナーも日常的に気軽に使えそうで、文化包丁と一緒に揃えたいです。こういう企業の方たちの細やかなこだわりが日々の料理に影響を与えてくれるんですよね。今日でますますGLOBALのファンになりました。

●木村由樹 きむら ゆうき(画像右)
212Kの商品バイヤー。幅広いキッチン道具の知識と料理好きでもあり、お酒を飲みながら料理する時間が至福の時なのだとか。

●吉田直子 よしだ なおこ(画像左)
212KのWEB編集長でライター。冠婚葬祭で使う小物ブランド「シュオ」の活動もしている。毎日のごはん作りにも奮闘中。


Photo:太田太郎

今回使ったGLOBAL(グローバル)ブランドページはこちら!

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