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牧野紗弥さん×神山まりあさんCEREMONY STYLE一瞬一瞬が宝ものだから、ファミリーイベントを大切にしたい
牧野紗弥さん×神山まりあさん一瞬一瞬が宝ものだから、
ファミリーイベントを
大切にしたい
ご近所なこともあって、普段から親しくしている人気ママモデルの牧野紗弥さんと神山まりあさん。
この春、3児の子育てがひと区切りを迎える先輩ママの牧野さんは、
神山さんにとって心強い相談相手なのだそう。
家族で過ごす時間が増えた「ニューノーマルな時代」。
これまでとこれからのセレモニースタイルについて、おふたりにうかがいました。
鈴木六夏さん×佐藤純さん
〈左〉牧野紗弥●Saya Makino
愛知県出身。1984年生まれ。女性ファッション誌やCMで活躍中の人気ママモデル。2022年春には、長女12歳、長男10歳、次男6歳になる3児の子育てがひと段落。さまざまな媒体での夫婦や子育て、ジェンダーに関する情報発信は、働くママたちの共感を呼んでいます。
@makinosaya

〈右〉神山まりあ●Maria Kamiyama
東京都出身。1987年生まれ。元2011年度ミス・ユニバース日本代表。女性ファッション誌のレギュラーとして不動の人気を誇るママモデル。2022年7月に6歳になる1児の子育てを満喫中。明るく素敵な家族の日常を綴ったエッセイや書籍、インスタグラムも大好評です。
@mariakamiyama

——ここ数年、セレモニーやイベントの予定など、先の見えない状況が続いています。それでも、例えば七五三なら混雑を避けつつ、家族の都合のよい日時に行うなど、フレキシブルになった点はポジティブに受けとめたいところ。より自由に、それぞれのペースで家族の行事を楽しむことができるようになりつつあるのかもしれません。

神山まりあさん(以下、敬称略) 昨年11月はひとり息子の七五三でした。私と息子は着物で。写真館で家族写真を撮影した後で、カメラマンさんに来ていただいて神社でも撮影会を。
たくさんの笑顔を、素敵な写真と一緒に残すことができた1日でした。

牧野紗弥さん(以下、敬称略) 七五三の思い出といえば、いちばん最初の時は次男がまだ小さくて“わちゃわちゃ”だったから、私は動きやすいスーツで。
次に長女が7歳の時は、長男を5歳、次男を3歳ということにして着物姿でバチッと決めました。でも、最後になった次男5歳の時は2年にわけたんです。
プロのカメラマンに着物で家族写真を撮影してもらって終了。翌年は親族を呼ばず、子どもたちの好きなものを食べに行くことに。子どもたちは制服、私たちはスーツワンピースジャケットスタイルでした。

——感染症対策など、社会の状況が影響していたのでしょうか?

紗弥 七五三に関しては、最初に1度、完璧にやりきったという思いがあったんです。次男の最後の七五三の時は、仕事や3人の子育てに追われていて、無理のない方法を考えた結果、2回にわけることに。最初に比べるとかなりラフに行いました。

まりあ ひとりでもあれだけ大変なんだから、子どもが3人ならトリプルでしょう? 紗弥ちゃん、本当にすごい! 私にはできないくらい、“スーパー”だと思います。

紗弥 初めての時は頑張れるけれど、母親としての経験を積むうちに柔軟性が出てきたのかな。「セレモニーって大変!!」と思って終わるより、自分にとっても素敵な思い出にしたくって。卒業式・入学式もそうだけど、兄弟姉妹が続くとか何回もあるイベントなら、忙しい時期はそれなりに、落ち着いた頃にビシッと決めるものアリだと思います。

——もちろんセレモニーやイベントの主役は子どもたちですが、記念すべき日を母も一緒に楽しみたいもの。ハレの日を充実させるための心構えはありますか?

まりあ 最高な時間として、すべてのイベントは全力投球! 家族全員で心から楽しむ! がうちのモットー。七五三、ハロウィン、クリスマスと何でも思いきり満喫する“全力系家族”です。とにかく理由をつけて家族で何かをしたいし、飾り付けたい!(笑)。子どもにも、イベントは全身全霊で楽しんで、キラキラした思い出をたくさんつくって欲しいと願っています。

紗弥 そういった親の姿勢を見せることって大切。ひとつひとつの出来事は、子どもが自分で楽しさを生み出す“チカラ”につながりますから。神山家の考え方、私は大賛成、好きですね。だから、子ども関係のセレモニーもママが楽しめる余裕が必要だと思うんです。

まりあ 私の場合は、子どもの行事やファミリーイベントでは初体験のことがほとんど。「これで大丈夫かな?」って思ったら、母や経験者のかたに聞くことが多いですね。息子は9月に小学校の入学式を迎えます。面接もセーターとジーンズでOKなくらい自由な校風なので、正統派のセレモニースタイルはマストではありませんが、どの幼稚園にしようか悩んでいた当時、説明会や受験の時には、紗弥ちゃんに相談。いろいろなアドバイスをもらいました。

紗弥 そうそう、そんなこともあったね。

まりあ 幼稚園の説明会や受験では、かなりきちんとしなくてはいけないお堅い雰囲気のところも多くて。その時はストッキングをはいて、靴袋を持って、全身が濃紺の完璧なお受験スタイルを“一式”借りたこともありました。

紗弥 お受験用に最初に揃えたネイビースーツです。ネイビーのセットは2着持っていて、夏から秋まで使えるジャケットと半袖ワンピースの“完璧なセットアップ”と、首元までしっかりボタンが留まる丸襟ジャケットとスカートの“理想のスーツ”の2パターンで、子どもたちの長い受験期間を乗りきりました。まりあちゃんのところは男の子だから、「女子校じゃなければ、こちらでよいと思う」とセットアップをお貸し出ししたかな(笑)。

まりあ 紗弥ちゃんは、何年間もずっと受験を経験してきたプロフェッショナルだから、本当に頼りになるんです。何でも知っているし、パーフェクトですから。

紗弥 学校によっても正解はかなり違いますし、初めてだと誰でもわからないことだらけですよね。私も最初はプロにアドバイスを求めました。例えば、塾の先生に聞いたり、デパートの店員さんもお受験事情に詳しくて心強かったです。

まりあ 子どもの将来のことなので、自分のミスで後悔はしたくないもの。迷いや不安が解消されると自信が持てるし、“牧野プロ”から伝授されたノウハウのおかげで、安心して説明会や受験の場に臨むことができました。

紗弥 最初の頃はお手本通りに真面目に着ていたネイビースーツも、その場の雰囲気がわかれば、単品で着回すなど臨機応変にアレンジできるようになります。例えば、学校説明会の後で仕事に直行する日は、カーディガンは上までボタンを留めてワイドパンツにしようとか、ジャケットが必要でもインナーはニットで崩すなど、“抜き加減”がわかるように。そうすると“決まりごと”を守るだけじゃなく、特別な日のおしゃれを積極的に楽しめるようになれると思います。

——2022年春に迎える、卒業式・入学式。状況が少しでも落ち着いていることを祈るばかりですが、セレモニースタイルは何を着る予定でしょうか?

紗弥 今年は長女が中学校に入学。また次男の受験が無事に終わり、小学校1年生になります。2022年の春はふたりの卒業式と入学式があるのですが、何を着るかはまだ考え中。最近は上の子が“他の人と同じがよい”モードで、例えば学校行事なら「お母さん、派手な服を着てこないでね」という感じです。

まりあ そういう時期ってありますよね。

紗弥 それはそれで子どもの成長のひとつなので、きちんと聞いてあげたいと思います。私がこの服を着たいという思いは横に置いて、「ママにどんな服を着て欲しい?」と聞くつもり。「周りのお母さんと同じような服がいい」と言われたら、今回はネイビーで行こうかな。「ママの着物姿が好きだから着て欲しい」といつか変わるかもしれないし、その時々の彼女の気持ちを尊重したいですね。

まりあ うちもパパやママと遊ぶより、友だちと遊ぶほうが楽しくなりつつあるかも。子どもの成長って、親が思う以上にあっという間なんですね。本当にすべての瞬間が超貴重!

紗弥 上のふたりは照れくさいのか、人の前ではなかなか手もつないでくれないけれど、下の子は「ママ可愛いね、キレイだね」ってまだ言ってくれるかな。

まりあ あれって、最高にうれしいよね。

紗弥 本当に(笑)。すっごく褒めてくれる。子どもにとっても大好きな幼稚園生活の集大成なので、今度の卒園式には少しキレイな色を入れたセレモニースタイルがふさわしいかなと考えています。

まりあ 息子もスカートをはくと絶対に褒めてくれます。「OH MY GOD! ママ、プリンセスみたい!」っと言って褒めちぎってくれるので、とっても嬉しいですね。 ハレの日には一瞬で息子のテンションが上がるような、ふんわりしたシルエットのスカートやワンピースを選ぶ予定です(笑)。

※取材内容は、2021年11月下旬当時のものになります。

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