コロナ禍においても売り上げを伸ばし、話題を呼んでいるのが株式会社ワールドと株式会社ゴードン・ブラザーズ・ジャパンが立ち上げたオフプライスストア「&Bridge」。オフプライスストアは、アメリカでは数年前から注目を集めている新業態で、米国での市場規模は5兆円を超えています。 アウトレットとどう違うのか?という声も聞こえてきそうですが、アウトレットが自社製品の売れ残りやB級品を販売する業態だとすると、オフプライスストアは、自社だけでなく他社メーカーなどの余剰在庫を定価よりも高い値引き率で仕入れて販売する業態。日本のアパレルにおいて、その先陣を切ったのが「&Bridge」なのです。
「&Bridge」(アンドブリッジ)の1号店は、2019年9月に埼玉県の西大宮ファッションモールにオープン。2020年3月には、神奈川県相模原市に2号店目。8月29日には浅草店、9月5日には京都店がオープンするなど、順調に店舗展開が進んでいます。店舗構成はウィメンズ·メンズ·キッズアパレルからファッション雑貨、さらにジュエリー·コスメ·日用雑貨まで。国内外の有名ブランドからバイイングした幅広いカテゴリーのアイテムが揃うので、家族で楽しめるお店になっています。
展開するブランドは、それぞれの立地や店舗の広さによって異なりますが、高価格帯のコートやインポートデニム、有名スポーツメーカーのシューズなどが5~7割引きで販売されているため、ファッションアンテナの高いお客様も飽きさせない売り場となっています。また取引先からの納品に応じて商品を仕入れるため、常に商品がアップデート。従来のアパレルのような計画的なMDではないものの、それが強みとなって、“訪れるたびにお宝を発見できる楽しさがある”のが「&Bridge」の魅力でもあります。
「様々な業種で大量生産や大量廃棄が問題となっています。ファッションにおいても過剰な衣料を再循環させながらファッション産業全体の商品ロスを低減することで、SDGs(持続可能な開発目標)、すなわちサスティナビリティある社会の実現に貢献することが企業の社会的責任と考えています」。そう語るのは、社長の松下氏。その取り組みは、店内の什器やショッピングバッグ等にもあらわれていて、リサイクル・リユースの観点で店内を設計。ショップ全体でサスティナビリティな社会の実現に貢献しています。
ウィメンズ·メンズ·キッズアパレルからファッション雑貨まで、幅広いラインナップが揃う郊外型店舗は、天井も高く、ベビーカーでもゆったり回れる設計に。 また無料のコーヒーサービスやお子様が飽きずに楽しめるプレイコーナーや身長が測れるスポットもあり、家族連れでゆったり買い物が楽しめる工夫がふんだんに施されています。
<アンドブリッジ 西大宮ファッションモール店>
埼玉県さいたま市西区宮前町220
にしおおみやファッションモール 1F
☎048-779-8377
営業時間:10:00~19:00 不定休 駐車場あり
<アンドブリッジ 相模原ニトリ店>
神奈川県相模原市南区大野台6-1-1
ニトリモール 相模原 2F
☎042-707-1335
営業時間:10:00~21:00 不定休 駐車場あり