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2021
Season Column

18 Feb.
雨水 -Usui-

晴れの日を迎える“きちんと服”最新事情

もうすぐ子供の卒園・卒業式を迎える人も多いことでしょう。毎日の通園や通学、受験、そして、この一年はこれまでにない経験を過ごし、より一層、成長をされた子供たちの門出を晴れやかに見送りたいものです。また、この春、入園や入学されるお子様がいらっしゃる人は、期待と共に不安や心配を抱えているのではないでしょうか?今回は、今どきのセレモニー事情や「晴れの日」にふさわしいスタイルや心得ておきたいポイントをご紹介。初めての出会いにも好印象を与える装いのコツについてお届けいたします。

雨水(うすい)とは…
今年は2月18日。雪が雨へと変わり、各地で雪融けを迎える頃。
春の気配を感じた草木は芽吹きの準備を始めます。

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Image photo/Yoshifumi Ikeda(BOIL)
Illustration/kayano
text/MIHO HIROSE(HEAVEN)

    <Trend>
    記念撮影は“前撮り”がトレンド
    家族との思い出を大切に

    今年の晴れの日の式典は開催されるものの、厳重な対策をしながら時間短縮で行われるところが多いようです。人との密を避けて、段取りよく進行しなくてはなりません。そうなると記念撮影の場所や時間も限られてしまうことが想定できます。そこでおすすめは“前撮り”。成人式や七五三などと同様に、さまざまな写真館では「卒園・卒業、入園・入学プラン」を展開。他にもプロカメラマンによる出張撮影やファッション誌のようなオシャレな空間で撮影ができる“ハウススタジオ風”のスポットも人気です。どちらも予約制で感染予防対策も万全に対応。プロが撮影をしてくれるので、いつもはカメラマン役で写真に写っていないパパやママにもおすすめです。お子様の成長と晴れの日の思い出に、家族みんなで記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

    <advice>
    晴れの日に華を添えるブーケは
    事前に手配しておくと安心

    お子様にとってもご家族にとっても、おめでたい晴れの日に受け取る花束はとてもうれしいものです。主役の子供へのお祝いに両親や祖父母から、またお子様からパパやママへ感謝の気持ちを込めて贈るのも素敵。そんな花束ですが、実は当日に準備するのはなかなか困難なもの。晴れの日当日は朝から他の準備でバタバタ。また店頭で花束を作ってもらうと時間もかかってしまいます。おすすめは事前に手配しておくこと。会場に行く途中にお花屋さんがあるなら、事前予約して支払いも済ませておけばピックアップのみで速やか。また前日着の宅配便を手配しておけば、当日お花屋さんに立ち寄る時間もカットできてより安心です。フォト映えもする花束、準備リストに“お花の手配”もプラスしてみては?

    <advice & manner>
    一年中、活躍する小物は
    早めに手に入れておくのが正解

    初めて“晴れの日服”を選んでいる方は、合わせるバッグや靴などと一緒に小物もチェックすることをお忘れなく。A4サイズの書類が入るバッグやスリッパは、子供を持つママの必需品です。式典やさまざまな行事など、活躍の出番が多いからこそ早めに手に入れて活用したいもの。お子様が通う施設によっては、セキュリティ用のカードが必要になるので、最近ではカードホルダーも必需品のひとつになっているようです。また保育園や幼稚園の行事では頻繁にエプロンを使うことも。新生活がスタートするこの機会にハンカチやミニタオルなど、普段使いのものも新調して気分を一新するのもおすすめです。

■ 晴れの日を迎えるママにとっての素朴な疑問をQ&Aでお答えします。

コラムでお馴染みの“先輩ママ”からのアドバイスやエピソードもご紹介!

    Q.卒園式のスタイルは、どんな装いがよい?

    A.ママは、黒・紺・グレーなどシックな装いの方が多いようです。アクセサリーは上品できちんと感のあるパールがおすすめ。服のデザインによってはコサージュをプラスして華やかさを添えても。制服の無い幼稚園や保育園のお子様は、入学式用でご用意されているスーツでOK。幼い子供にとっては着慣れないものなので「卒園式の練習しよう!」と事前に親子で楽しみながら予行練習するのもいいかも。

    • G里(40歳)162cm:丸の内OLを経て今は専業主婦。娘が小学生になり、近頃は自分磨きに励んでいる。

      「私自身はお受験用のスーツを活用。シンプルで装飾が少なく、ちょっと地味に感じたのでパールネックレスの他に、コサージュもつけて華やかにしました」

    Q.謝恩会が開催されるのなら、スタイリングポイントは?

    A.今年は自粛で中止や延期されるかも知れない謝恩会ですが、もし開催されるなら、お世話になった先生方やママ友たちとの楽しいひとときになるはず。子供の成長を祝し、華やかさを添えたいものです。幹事や準備のスタッフを兼ねているなら動きやすいパンツスーツもおすすめ。レースやフリル付きのブラウスなどをインすると、華やぎ感が増して着映えもします。

    • D恵(43歳)163cm:住宅メーカー勤務。中学生の娘と息子あり。仕事復帰3年目。

      「私は謝恩会の幹事だったので、動きやすさを重視してパンツスーツを選びました。今は普段にも着やすいワイドパンツのセットアップなどが多くあるので、それもありだと思います」

    Q.入園・入学式の服装、とても迷います・・・。

    A.お子様にとってもママにとっても新しい生活をスタートさせる大切なセレモニー。家族の大切な思い出のシーンになるからこそ、明るく清々しい装いを心がけたいものです。見た目も気分も晴れやかになる淡いカラーはセレクトしたい服装のひとつ。好印象で親しみやすさに繋がる柔和な雰囲気もあるのでおすすめです。

    • C希(35歳)159cm:主婦、小学1年生の息子あり。上品服を意識し始めたこの頃。

      「昨年の入学式、私も含めて紺のスーツ姿のママが多い中、明るい色のスーツや着物のママは華やかで素敵でしたよ。そのママ友いわく“顔写りが良くなる”というポイントで選んだそう。確かに一緒に記念撮影した写真で誰よりもキレイに映えていました!」

    Q.初めての保護者会、参観日は何を着ていったらよい?

    A.最初の保護者会や参観日は、周囲へ与える印象が気になります。服装選びのポイントは「きちんと感」と「親しみやすさ」。セットアップやワンピースなら、ほどよく品の良さが感じられて好印象を与えてくれます。とにかく色やデザインが華美になりすぎて悪目立ちしないようにご注意を。

    • G里(40歳)162cm:丸の内OLを経て今は専業主婦。娘が小学生になり、近頃は自分磨きに励んでいる。

      「私も最初はかなり迷いましたが、着慣れているネイビーのワンピースを選びました。学校説明会、お受験、卒園式、入学式・・・とずっと同じスーツだったので、そろそろ別のものが着たいなと思って(笑)。ワンピースに合わせられる、きちんと系のジャケットもあると便利ですよ」

    Q.子供の服選びはどんな感じ?ポイントはある?

    A.男の子は、定番のスーツかブレザーと半ズボン+ネクタイが多いよう。女の子はブレザーやジャケットにスカート、ボレロとワンピースなどの組み合わせが多いようです。選びのポイントは子供がストレスに感じない着心地やサイズ感。ウエストサイズの調節可能なものもあるので事前にチェックしてあげるとよいでしょう。

    • C希(35歳)159cm:主婦、小学1年生の息子あり。上品服を意識し始めたこの頃。

      「息子にはスーツを選びました。シャツや付けやすいネクタイ、チーフなどがセットになっていて便利でした。ソックスや靴も準備して、慣らしておいたほうがよいと思いますよ。入学式当日に初めてローファーを履いたようで、歩きづらそうにしている子を見かけました」

    Q.パパの服装はどうする?気にかけることはある?

    A.仕事用のスーツの方がほとんど。普段、カジュアル通勤のパパも、入学式の時ときは上下揃えたスーツスタイルの方が多いようです。できればシャツやネクタイ、靴など、どこかに新しいものを取り入れて、ビシッと決めたパパと一緒に記念撮影をしたいですよね。カッコいいパパの姿に子供も誇らしい気持ちになれるはずです。

    • G里(40歳)162cm:丸の内OLを経て今は専業主婦。娘が小学生になり、近頃は自分磨きに励んでいる。

      「娘の入学式では、主人はスーツを新調してビシッと決めていました。ちょっと体型も変化しつつあったので、ちょうどいい機会だったかも(笑)。おかげで娘も主人もご機嫌で、いい笑顔の家族写真が残せました」

    Q.そろそろ始まるお受験準備、学校訪問はどうする?

    A.伝統校ではいわゆる“お受験スーツ”が必要になります。基本は紺色でオーソドックスなデザインが好まれます。自主性を重んじる幼稚園や学校では、お母様自身の個性を出しつつ品の良さが伺える服装がよいでしょう。いずれも上質な素材感で清潔感のあるものを選び、季節に合わせた快適なものを揃えておくとよいでしょう。

    • D恵(43歳)163cm:住宅メーカー勤務。中学生の娘と息子あり。仕事復帰3年目。

      「学校の雰囲気や季節に合わせて何着かスーツを揃えていました。学校説明会は仕事の合間に行くこともあり、学校によってはパンツスーツで向かったこともあります。暑い夏にも出向くことが多くあったので夏用のスーツもあると便利ですよ」

    Q.初めての入園、準備しておくと役立つものはある?

    A.ママになって初めての入園準備はいろいろあって大変なもの。少しでも早く準備できるものは揃えておきたいものです。お道具バッグや着替えや体操着を入れる巾着袋などと一緒に揃えたいのがお弁当まわりのグッズ。ランチョンマットや子供用のエプロンがリストに入っている場合もあるのでチェックしておくと安心です。

    • G里(40歳)162cm:丸の内OLを経て今は専業主婦。娘が小学生になり、近頃は自分磨きに励んでいる。

      「娘の幼稚園ではエプロンが必要でした。手作りが苦手なので購入しようと思ったのですが、キッズ用エプロンは気に入ったものがなかなか見つからず苦労しました。こんな可愛らしいエプロンに出会いたかったです!」

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