KUMIKO’S COMMENT

「ホテルにチェックインするときは、人や場所に敬意を表したいので、きれいめなコーディネートを心がけています。それで手にしたのが、千鳥格子のレディなツイードジャケット。ゆったりとしたサイズ感なのに、重たさを感じさせず、カーディガン感覚でさっと羽織れます。大きめのゴールドのボタンも華やか。パンツはジョガーパンツを選び、堅苦しくなり過ぎないように。とは言え、テーパードの美脚ラインなので、きちんと感はキープできます」

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「美しい水色に一目惚れした、ニットとスカート。シルクのような光沢としなやかな肌触りも心地よく、セットで揃えるのがおすすめ。首回りも窮屈さとは無縁。肩まわりや身ごろもゆったりしているので、心も身体もリラックスできます。スカートは、ニットの裾をINしても、”あたり”がでないくらい、さりげなくお腹まわりをホールド。背中にあしらわれた朱赤のラインもアクセントとして効いていて、360度どこから見ても美しい佇まいを演出してくれます」

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「ヒップまで隠れるオーバーサイズのニットは、身体のラインをまったく拾わず、リラックスシーンにぴったり。光沢のある細い糸で編まれているので、1枚で素肌の上に着てもチクチクせず、さらっとした肌触り。また、サイドに入ったスリットと前後差が、着こなしに”抜け”を作ってくれるのもポイント。合わせたのは、細身の黒のパンツ。ストレッチがすごく効いているので、締め付け感がなくて、とっても楽。脚のラインも美しく見せてくれます」

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「大きなリボンを胸元に作れるブラウスは、顔まわりに視線を集め、装い全体に華を添えてくれます。今回は、リボンを大きくしましたが、もっと小さく、タイのように結ぶと、よりクラシカルに。ニットスカートは、合わせる靴もシーンも選ばない、絶妙なミモレ丈。Aラインシルエットで脚さばきもよく、ウエストはゴム仕様でノーストレスです。バッグは小さなものを合わせてエレガントに仕上げました。旅先に持って行きやすいサイズで重宝しそうです」

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「主役は、優しいクリームイエローのアウター。トレンド感のある色なので、これ1枚で、着こなしの鮮度がぐっと上がります。ボトムスを選ばない長さで、裾に向かってゆるやかに広がるデザイン。ウエストの内側にあしらわれたドロストでシルエットを変えることもできます。すっと立ち上がった襟は、横顔を立体的に見せてくれる効果も。カジュアル度をマイナスしたいときは、フードを取り外して。まろやかな白のバッグとパンツを合わせて、秋らしい配色に」

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「旬のニットベスト。一枚で着ると、かなり洒落見えしますが、街中ではタイミングを図るのが難しい……。でも、心地いい室温が保たれたホテルのラウンジでくつろぐときなら◎。合わせたのは黒のワイドパンツ。ほど良い太さで、しっかりとセンタープレスが入っているので、きれい見えしますが、ウエストは後ろゴムなので楽ちん。ニットベストは、もちろんレイヤードしてもOK。シャツやTシャツの上に重ねれば、旅先での着回しバリエーションも増えます」