【#ワンズテラス服飾研究所】 足元15cmを私らしく。春の靴下コーディネート
「とにかく靴下が大好き!」というスタイリスト西川木乃美さんに、春のおすすめ靴下コーディネートを教えていただきます。
春こそ挑戦したい。 足元を私らしく彩る靴下の楽しみ方
「おしゃれは、足元から」とよくいわれるように、靴や靴下はコーディネートの要。花柄や動物柄、ボーダーなど、柄物の靴下はワンズテラスでもひそかな人気アイテムです。ついつい無難な色や無地を選びがち…という方も、足元15cmならちょっと冒険しやすいかも?!
今回は、靴下だらけのインスタアカウント(「くつした、履いたら。」@kutushitahaitara)を作ってしまうほど、靴下が大好きいうスタイリストの西川木乃美さんに、春らしい靴下コーディネートを教えていただきます。靴下からコーディネートを考えることもあるという西川さん。足元の小さなスペースに、西川さんらしさが詰まっています。
「細いリブの靴下は、縦ラインで足首をスッキリきれいに見せてくれるし、色柄の靴下はシンプルな洋服の差し色にも。同じ洋服でも靴下を変えるだけで雰囲気が変わるのも楽しいですよね。パンツやスカートから見えるほんの少しの隙間だからこそ、洋服では選ばない色や柄にも挑戦しやすいと思います。最近気に入っている楽しみ方は、おでかけ先やその日のテーマで選ぶこと。例えば、お花を買いに行くときはジョーロ柄の靴下を履いてみたり、美術展に行く時はその雰囲気にあった色柄を選んでみたり。自分だけのひっそりとした楽しみにワクワクしています」
<定番のデニムスタイル>
初心者も取り入れやすいデニムスタイル。反対色のオレンジをポイントに。
ボーダー柄で、かわいいボーイッシュスタイルに
「デニムスタイルには、よく反対色のオレンジを合わせます。パーカーとデニムのボーイッシュなスタイルには、細いピッチのボーダー×白スニーカーで爽やかに」
花柄×ローファーでデニムをドレスアップ
「ブラウスを合わせたガーリーなデニムスタイルには、同じオレンジでも花柄が施されたガーリーな雰囲気の靴下を。茶色のローファーで程よくきちんと感を出して、かわいくなりすぎないコーディネートに」
<春色ワンピース>
無地のカラーワンピースは足元で印象がガラリと変化。軽やかにもシックにも。
花柄と白いサンダルで、思いっきり春らしさをプラス
「ネイビーがベースなので、花柄でも落ち着いた印象に。スニーカーやパンプスもいいですが、白いグルカサンダルを選ぶことで軽やかにまとまりました」
イエローとボルドーをつなぐ、ベーシックカラー
「ボルドーにもイエローにも合うベーシックな明るいグレー、ワンピースと同色のイエローのラインで全体をつなげています。直線的なラインがシックな印象なので、ストラップシューズも子どもっぽくなりません」
<ネイビー×黒のロングスカート>
黒とネイビーのシンプルスタイルに。色をなじませたり、効かせたり。
同じ配色でなじませて、スズランモチーフをポイントに
「柄×柄は上級テクニックのようですが、範囲の狭い足元なら挑戦しやすい。柄でも、チェックと同じ配色を選べばすんなりなじんでくれます。さりげないスズランの雰囲気に女性らしいフラットシューズがお似合いです。またシックな色合いの中に、靴下のスズランと、アクセサリーの白色を合わせて、自分だけのお揃いポイントに」
白を効かせて、きちんと感をアップ
「足元に白を効かせると、キリッとした印象に。一見『学生っぽい?』と感じてしまう白リブソックスも、きちんと感のあるレザーシューズを合わせると大人も取り入れやすいと思います。背面に入った黒いラインで全体が引き締まって、ちょっとモードな雰囲気にも」
ぽかぽか陽気な日も増えて、そろそろタイツは暑いかなと感じる今日この頃。まずは足元から春を取り入れてみてはいかがでしょう。
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西川木乃美さん
にしかわ・このみ/スタイリスト。
1995年生まれ。美術大学卒業後、2019年よりスタイリスト・轟木節子氏に師事。2024年に独立。好きなものは、靴下と古着と編み物。Instagram:@nishikawa_202
24.03.31 UPDATE