25.06.11
お料理中の小さなストレスを"解決"してくれる道具たち
〜お料理中の“小さなストレス”、どうしてる?〜
木村と杉山のキッチンツール対談“トング”編
212キッチンストア バイヤー木村と勤続20年の杉山がとことん道具について語り合う「道具対談」。今回のテーマは、「トング」。どれも同じように見えるけれど、その使い勝手の良さを知ると手放せなくなるアイテムです。木村も杉山も愛用する、お料理中の小さなストレスを「解決」してくれる道具たち、ぜひご覧ください。

- 杉山
料理って嫌いじゃないんですけど、日々の中で地味〜に積み重なる“ちょっとしたストレス”ってありませんか?
- 木村
あります、あります。手が汚れちゃうとか、思い通りに食材がつかめないとか。
- 杉山
そうそう。時季的に食中毒なども怖いので、素手でお肉、お魚を触るのをなるべく避けたいし。今日はそんなお悩みを、道具の力でどう解決できるか、木村さんに教えてもらおうと思います。
- 木村
おすすめは「レイエ」のキッチンツールをうまく取り入れること。なかでも選りすぐりの5アイテムを紹介します。


1|自分の手のように使える。最強の「指先トング」


- 杉山
まず、私も毎日使っているこのトング。シンプルだけど、ほんとすごいですよね。
- 木村
間違いなく名品ですね。根本のバネ部分に特殊加工がされていて、ほどよいしなりと戻りが絶妙なんです。力がいらないから手が疲れにくいし、細かいものもしっかりつまめる。



- 杉山
まさに“指先”みたいに使えるんですよね。生ハムもミニトマトも、ニンニクを切る時も手を汚さずに済む。
- 木村
しかもステンレス素材。さらにトングの先がテーブルにつかない設計だから衛生的。逆向きに置けば安定感もあるから、おもてなしのときのとりわけにも使いやすいんです。



- 杉山
指先を傷つける心配も少ないのでネイルをしている人にもおすすめ。まな板シート+キッチンばさみ+このトングだけで完結しちゃうことも、最近多いです。




2|瓶の中からもすいすい。「ごはんのおともトング」


- 杉山
指先トングが便利すぎて、もっと小さいサイズがあったら…って思っていたら、ありました。
- 木村
そう、それがこの「ごはんのおともトング」。長さは「指先トング」の2/3くらい、幅は半分くらいになっているので、瓶から梅干しやオリーブをひとつだけ取りたいとき、すごく便利なんです。



- 杉山
お弁当箱に惣菜をちょっと詰めたい時にも使っています。このサイズ感がいいんですよね。
- 木村
柔軟性のあるステンレスなので、力を入れやすく、手の中にすっぽり収まる感じが、より指先感覚に近くなっているんです。ほんのちょっとだけ取りたい、っていう欲をちゃんと満たしてくれますよ。


3|揚げたてをふんわりつかむ。「あげものトング」


- 杉山
これも使っています! 唐揚げのとき、すごく安心感あります。
- 木村
指先トングと同じく、しなり具合のバネ構造で軽やかに使えます。先端が抜き型になっていて、油切れも抜群。



- 杉山
昔は熱々の揚げ物を菜箸で取ろうとして、滑って落としそうになったりしたことも。そんな危険も回避できるようになりました。
- 木村
長さもちょうどよくて、油から少し距離を取れるのも安心ですよね。先端が抜き型になっていることで、実は、ポテサラもふわっと取りやすいし、トンカツも力が伝わりちゃんと持ち上げられるんです。


- 杉山
トング1本で“揚げる”と“とりわける”ができるって便利ですよね。洗いやすくて手入れも簡単。週に何度も登場しています。

4|計量も溶かすのもこれ1本。「計量みそマドラー」


- 杉山
味噌汁の味が日によってブレる問題、ずっと悩んでいたんです。
- 木村
それ、「軽量みそマドラー」で一発解決ですよ。すくって、そのまま鍋の中でくるくる回すだけで、同じ分量を毎回安定して使えるんです。



- 杉山
別で味噌こしを用意する必要がないから、洗い物も減るんですよね。あと、先端の大きさが大さじ1と2になっていて、分量を選べるのも助かります。
- 木村
いちいち毎回分量をはかっていられないし、計量スプーンから味噌がなかなか落ちないなんてこともありませんよね。


- 杉山
ドレッシングや卵溶きにも使えるし、お子さんのお手伝いにも向いています。楽しんでやってくれるかもしれません。もちろん初めてのひとり暮らしや、実はベテランのひとにこそ使ってみてもらいたい一本です。


5|ちょっとだけ“すりたい”を叶える。「おろしスプーン」


おろしスプーン ¥1,870(税込) スプーン型の薬味おろしなので、おろしてそのまま混ぜられて薬味が無駄になりません。
- 木村
これからの時期、素麺などにちょっと生姜を添えたいときなどに、登場回数が多くなること必至です。
- 杉山
生姜をちょっとだけほしいときに、普通のおろし金だと大げさじゃないですか。
- 木村
このスプーン型おろし器なら、欲しい分だけすることができる。しょうが紅茶や麺つゆにそのままダイレクトINできるので、洗いものも減りますね。



- 杉山
ジンジャーティー、すってそのまま混ぜられるのがすごくいい。家ではにんにくにも使っています。
- 木村
ステンレスだから匂いも残りにくいし、何役もこなしてくれるから、時短にもなりますよね。



まとめ

- 杉山
こうして見ると、どれも「なくても生きてはいけるけど、あると確実に快適になる道具」ですよね。
- 木村
そうなんです。“ちょっとした煩わしさ”がひとつ減るだけで、料理ってグッと楽しくなる。失敗しないし、日々のストレスも減ります。
- 杉山
シンプルだから、キッチンにあってもダイニングにあっても、嫌なデザインじゃない。馴染んでくれますしね。
- 木村
耐久性もあるから、一度買えば長く使うことができます。

- 杉山
毎日のことだからこそ、「なんとなくいいな」で選んだ道具が、“手放せない存在”になっていくんですね。

●木村由樹 きむら ゆうき(画像左)
212キッチンストアの商品バイヤー。幅広いキッチン道具の知識と料理好きでもあり、お酒を飲みながら料理する時間が至福の時なのだとか。
●杉山絵美 すぎやまえみ(画像右)
212キッチンストア歴 20年。趣味は、散歩、刺繍、陶芸。キッチングッズは見た目重視派。
Photo:太田太朗
Interview / text:松本昇子
今回、紹介した商品


