これは編んであるの?金属?どうやって作っているの?
そんな質問に答え続けて20年余り。
折しも昨年20周年の節目を迎えた「GIRASOLE(ジラソーレ)」シリーズよりちょっとだけ後輩にあたります、ヒロコ ハヤシ日本橋三越店スタッフmamieが、ヒロコ歴20年だからこそのヒロコ ハヤシの「好き」をお届けします。
読んだらちょっと見てみたくなる、使ってみたくなる、あなたの「好き」も見つかるかも。
初回なので、まずは私とヒロコ ハヤシの出会いから。
出会いは、遡る事四半世紀、セレクトショップに置いてあった帽子がきっかけでした。他にはない素敵なデザインだな、と思わず手に取ったその帽子は「HIROKO HAYASHI」という初めて聞くブランド。後ろ髪を引かれつつも、その当時のお財布事情的に購入は断念。(今となっては悔やまれます!)
月日は経ち、新たな職場で販売員として働き始め、ブランドの過去のデザインをまとめた資料を見て思わず「あっ!」と声が出ました。なんと、そこに写っていたのはあの時の帽子。
働くまでは同じデザイナーだとはつゆ知らず、日々の気分を上げる物、心躍るアイテムの数々が揃うヒロコ ハヤシとは出会うべくして出会った!つながった!そんな感覚でした。
では改めて、写真のアイテムをご紹介!
ロングセラーシリーズ「GIRASOLE(ジラソーレ)」のお財布です。
これ何でできていると思いますか?
冒頭にも書きましたが、編んでいるわけでも、金属でもありません。牛革なのです。
柄の立体的な凹凸は押すのと抜くのと同時に行うそうで、機械の作業とは言え見事!としか言いようが無い。イタリアでもこんな繊細な柄の型を作れる職人さんはもういないとのことで、手作業の良さを改めて感じます。
そんな牛革にメタリック加工を施すことでキラキラと華やかな印象になるのですが、林ヒロ子さん曰く、敢えてカジュアルダウンして持つのがオススメだそう。
有機的な花(GIRASOLE=伊:ひまわり)の模様と、無機質な金属のプロペラみたいな相反する物が共存するイメージで造られたシリーズだからこそ、華やかさや可愛さだけではない、格好良くも持てるのが魅力です。
キラキラは少しずつ取れるものの、金属がじわじわと変化していくように、その過程も楽しめる。「使い込んだ物が格好良く見えるって最高よね?」とヒロ子さんが話していたのが印象的でした。
かくいう私も、十数年前に姉にGIRASOLEをプレゼントしましたが、たっぷり使ってくれた使用後の質感が個人的には「好き」です。
持っているとそれだけで目をひく、置いておけばまるで美術品のような佇まい。それが日常で持ち歩けるってなんとも素敵ですよね。この革の繊細さ、触り心地だけでも見る価値ありです!
お近くにいらした時はぜひお気軽にお立ち寄りください。ちょっとしたこぼれ話など聞けるかも知れません。
日本橋三越店でお待ちしております。
では、また次回。